カプージョ・デ・ヘレス(’00)「エステ・ソイ・ジョ」

脂の乗ったカプージョ40代のセカンドアルバム。ヘレスの粋、横溢!   パコ・デ・ルシアが惚れこんで一時期ずっと聴いていたという、あのファースト・アルバム「ポデリオ」(’89)で高い評価を得るも、以後クスリのヤリすぎでヨレヨレになっていたという彼が見事復活し、実に11年ぶりに出したのが、00年のこのセカンド・アルバム。以前と変わらないカプージョ節が炸裂。曲はヘレスを彷彿とさせる伝統的なものばかりで、更にギターとパルマ中心のシンプルな構成で、録音もエコーかけずナマな感じがいい。本作以降のカプージョの作品と比べると、デビュー作と本作が優れていたことが分かる。伴奏はニーニョ・ヘロとディエゴ・アマヤ。全8曲。★ギターとパルマのシンプルな構成と、ナマな録音がいい。Decidme lo que pasa aqui(Solea por Bulerias)/Solo por tus besos(Tanguillos)/Dicen que el mundo es asi(Bulerias)/Sentao en mi viejo petate (Martinete)/Por que sufrimos tanto?(Tangos)/Un hombre le dice a un sabio(Fandangos)/Donde miraban tus ojos?(Bulerias)/La vida es una rutina (Rumba)

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