アントニオ・デ・ラ・マレーナ(’97)「ジョ・ソイ・アシ・アシ・ソイ・ジョ」

ヘレスのカンテ・ヒターノを守り抜くアントニオ・デ・ラ・マレーナのデビュー作。 

 70年代初めにスペイン国営テレビで放映されたフラメンコ番組「Rito y Geografi’a del Cante(カンテの祭儀と地理)」で、少年モライートの伴奏でシギリージャを歌った少年アントニオ・デ・ラ・マレーナ。少年時よりその世界では知られていたが、アルバム・デビューは意外と遅く、37歳の本作がデビュー作。全曲中、ブレリアが5曲、タンギージョ2曲、タンゴ、ルンバとリズムもの一本で押し切っているが、よく工夫が凝らされており、ヘレスをたっぷり感じられる仕上がりになっている。セビジャーナスも歌っているが、ムイ・フラメンコ!伴奏はドミンゴ・ルビチ、マレーナ・イホ、ホセ・ルイス・モントン、アルフレド・ラゴス。全11曲、歌詞付き。

★様々に工夫が凝らされたブレリア!

A mi nin~a Saira(Tanguillo)/Manuela(Rumba)/Arroyuelo(Buleri’as)/Yo soy asi’, asi’ soy yo(Buleri’as)/Prendimiento y desamparo(Sevillanas)/A mi negra(Tanguillo)/Nubecillas blancas(Buleri’as)/Por culpa de los dineros(Tangos)/El garete(Buleri’as)/Pa Poe Jamela(Buleri’as)/A la luna luna

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